【100歳時代プロジェクト】楽しんで学ぶシニアのスマホ活用術

生前交流があったという田中角栄氏が乗り移ったかのような話芸を披露した林家木久扇さん=1月30日、東京都千代田区のイイノホール(酒巻俊介撮影) 生前交流があったという田中角栄氏が乗り移ったかのような話芸を披露した林家木久扇さん=1月30日、東京都千代田区のイイノホール(酒巻俊介撮影)

 ≪トークセッション≫

 □「おいしいレストランは?」音声検索 木久扇さん

 □健康維持に役立つコミュニケーション 林田さん

 □スマホは新しい世界楽しむアイテム 道丸記者

 --人生100歳時代といわれるようになった

 木久扇さん 私も82歳になり、長生きの方に入ってきて驚いています。「リニアモーターカーに乗ってみたい」なんて、先の楽しみがあります。落語という芸をもっと広めたいという目標もあります。

 林田さん 私は100歳までの折り返し地点。あと50年をどういきるのか-と考えると悩んでしまいます。もう一つの人生といいますか、新しいことに挑戦したいと考えています。

 道丸記者 今までは100歳といわれても想像できなかった。祖母は104歳で亡くなりましたが、100歳を超えても元気でした。元気な100歳に会う機会が増えたということが、まさに100歳時代ということなのでしょう。

 --健康長寿が重要です

 道丸記者 落語を聞きたいと思ったら、出かけられる体力が必要です。歩けないと行動範囲が狭くなり、寝たきりは認知症リスクを高めると指摘されています。医療などの専門家が訴えるのは、「立つ」「座る」という動作、つまり下半身の大切さ。無理のない範囲で筋力を鍛えておくことです。

 木久扇さん 胃がんなど大病を経験したこともあり、医師のアドバイスでラジオ体操や加圧トレーニングをしています。正座する職業ですから、立ち上がるとき、よろっとすると格好悪い。見てもらいたい、しゃべりたい…という気持ちが元気の源です。

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