【100歳時代プロジェクト】元文相・有馬朗人氏に聞く健康の秘訣「120まで生きねば」

元文相・有馬朗人氏(酒巻俊介撮影) 元文相・有馬朗人氏(酒巻俊介撮影)

 最近、五神真(ごのかみ・まこと)・現東大総長に要望したことがある。「人によって身長、体重が異なる。この年齢でこの身長、体重なら食事はこの程度、運動はこのくらい、と数値を入力すれば出てくるようなシステムの開発をしてほしい」がその内容だ。科学者として探求心はますます強まっている。

                   

 【プロフィル】有馬朗人

 ありま・あきと 昭和5(1930)年、大阪市生まれ。理論物理学者で日本学士院賞など受賞。60年、東大理学部長、平成元年、総長。10年に参院議員となり文相・科学技術庁長官に就任、シンガポール政府の教育顧問も務めた。現在、武蔵学園長、静岡文化芸術大理事長のほか、恩賜財団済生会会長。俳人としても知られ、俳句結社「天為」主宰。平成16年に旭日大綬章、22年に文化勲章受章。

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