【100歳時代プロジェクト】第一人者が語る“ウィズコロナ時代”の認知症予防とは

講演する朝田隆・東京医科歯科大客員教授=9月18日、千葉県成田市 講演する朝田隆・東京医科歯科大客員教授=9月18日、千葉県成田市

 市内5カ所の拠点で来年2月までに計17回を受講する。受講前と期間中、終了後の3回、体力と認知機能を測定し効果を検証する。

 市では、成田ケーブルテレビで朝田氏の講演のほか、プログラムを紹介する番組を放送。また、コロナ感染防止の観点から、参加者のインターネット通信環境を調査した上で、テレビ会議システムなどを使い自宅でもプログラムを受講できるようにすることも検討している。

 初日の講演会の後には、本山式筋トレと暮らしの脳トレの体験会を実施。参加者の72歳の女性は「密を避けながら、できるだけ外に出て運動をするように心がけているが、人との交流は少なくなっている」と、不安を口にした。73歳の女性は「自分のことは自分で守るしかない。予防に取り組めば改善すると聞いたので励みになる」と、笑顔をみせた。

 朝田氏は「コロナの感染防止を図りながら、どうやって人と人の交流を確保していくかが、これからの認知症予防のカギになる」と話している。

この記事にアクションする