「高齢者が働ける長寿社会を」 シンポ開催

シンポジウム100歳時代のライフプランで基調講演する慶應義塾大の清家篤教授=26日午後、東京・三田の慶應義塾大三田キャンパス(酒巻俊介撮影) シンポジウム100歳時代のライフプランで基調講演する慶應義塾大の清家篤教授=26日午後、東京・三田の慶應義塾大三田キャンパス(酒巻俊介撮影)

 誰もが100歳まで生きることが当たり前となる時代に備え、産経新聞社が立ち上げた「100歳時代プロジェクト」は26日、「100歳時代のライフプラン~お金・仕事・生きがい~」と題したシンポジウム(協賛・野村証券、後援・慶応大学など)を東京都港区の慶応大三田キャンパスで開いた。

 基調講演で、有識者による同プロジェクト会議ライフプラン委員会委員を務める清家篤・同大商学部教授は「働く元気と意欲のある高齢者が一日でも長く働けるようにして職業寿命を延ばすことが、豊かで活力ある長寿社会に欠かせない」と指摘。「運用や投資で所得を増やし資産寿命を延ばすことが個人の豊かな生活と同時に、日本経済の活力につながる」と述べた。

 白根壽晴・日本FP協会理事長、三上洋一郎・GNEX代表の委員2人と、水野晋一・野村証券執行役員が加わったパネルディスカッションでは、職業、資産寿命を延ばす方策について議論した。

この記事にアクションする